頭皮アートメイクは何回で完成する?施術回数・期間・リタッチの目安を詳しく解説

頭皮アートメイクは何回で完成する?施術回数・期間・リタッチの目安を詳しく解説

はじめに

頭皮アートメイクを検討されている方から、カウンセリングでよくいただく質問のひとつが、「何回くらいで完成しますか?」というものです。

一度の施術で終わるのか、何回か通う必要があるのか。通うとしたら、どのくらいの期間がかかるのか。これから始めようとされるとき、回数や期間の見通しが立たないままでは、予定も立てにくいですし、不安も残ると思います。

この記事では、頭皮アートメイクの施術回数や、完成までの期間、そしてリタッチの目安について、当院での実際を交えながらお話しします。回数や期間には個人差がありますので、あくまで目安として読んでいただけたらと思います。

結論|推奨回数が3回、ただし薄毛の範囲によって変わります

多くの方は、3回を目安に完成を目指します

はじめに結論からお伝えすると、頭皮アートメイクは、多くの方が3回を目安に完成を目指します。一度の施術で終わりではなく、何回かに分けて色素を入れ、少しずつ仕上げていく施術です。

なぜ複数回に分けるのか、その理由はこのあと詳しくお話ししますが、簡単に言えば、色素の定着を確認しながら、自然な仕上がりに近づけていくためです。

施術回数には個人差があり、範囲によって変わります

ただし、この「3回」はあくまで目安です。実際に必要な回数は、薄毛やカバーしたい範囲によって変わります。

狭い範囲を整える場合と、広い範囲をカバーする場合とでは、必要な回数は当然変わってきます。また、色素の定着の仕方にも個人差があります。そのため「必ず何回」と一律にお約束するものではありません。ご自身の場合はどのくらいが目安になるのか、カウンセリングで頭皮の状態を見せていただきながら、一緒に見通しを立てていきます。

頭皮アートメイクの施術回数について、頭皮の状態を確認しながら説明するカウンセリング風景

なぜ1回では完成しないの?

色素は、少しずつ定着していくため

頭皮アートメイクは、頭皮に色素を入れていく施術ですが、1回でそのまま100パーセント定着するわけではありません。初回の施術後は、身体のバリア機能が働くため、色素の定着率は一般的に30~40%程度とされています。

また、頭皮アートメイクはドットで毛根を再現する技法です。施術直後から2~3日かけて1.5倍~2倍ほど濃く発色するため、初回からドットを密に入れ過ぎると、発色した際にドット同士がつながり、不自然な仕上がりになる可能性があります。そのため、初回はあえてドット同士に適度な間隔を空けて施術を行います。

色素の定着には個人差があるため、一度で理想の濃さを目指すのではなく、複数回に分けて様子を見ながら密度を上げていくことが大切です。そうすることで、色が抜けすぎたり、逆に濃く入りすぎたりするのを防ぎ、より自然でバランスの良い仕上がりに近づけることができます。

自然な仕上がりを目指すため

一度の施術で一気に仕上げようとすると、濃くなりすぎたり、周囲の髪や地肌となじまず浮いて見えたりすることがあります。

頭皮アートメイクで大切なのは、周囲の髪や頭皮となじみ、自然に見える仕上がりです。回数を分けて、少しずつ濃さや密度を調整していくほうが、結果として自然な仕上がりに近づけやすくなります。

色の定着を確認しながら調整するため

複数回に分ける、もうひとつの理由が、前回の色の入り具合を確認できることです。
1回目の施術後、色がどのくらい定着したかを見てから、2回目でどの部分にどの程度足すかを判断していきます。
実際の定着を見ながら微調整できるからこそ、その方に合った仕上がりに近づけられます。一度きりでは、この「確認しながら調整する」工程が取れません。

頭皮アートメイクはどのくらいの期間で完成する?

施術と施術の間隔

当院では、施術と施術の間隔を、3週間ほど空けていただくようご案内しています。
これは、入れた色素が十分に定着し、頭皮が落ち着いた状態で次の施術を受けていただくためです。間隔が短すぎると頭皮に負担がかかりやすく、色の定着具合を正確に確認しづらくなります。適切な間隔を空けることで、より自然できれいな仕上がりにつながります。

完成までの目安

3回の施術を、3週間の間隔で受けていただくと考えると、完成までの目安はおおよそ2か月ほどになります。
ただし、これも回数と同じで、範囲や色の定着具合によって前後します。広い範囲をカバーする場合は、もう少し回数がかかることもあります。焦らず、頭皮の状態に合わせて進めていくのが、結果的にいちばんの近道だと考えています。

通院スケジュールの考え方

お仕事やご予定との兼ね合いで、通院のペースが気になる方もいらっしゃると思います。
3週間おきという間隔を目安にしつつ、ご都合に合わせてスケジュールを調整することもできます。大事なご予定がある場合は、それも含めてカウンセリングでお伝えください。完成の時期から逆算して、無理のない通院計画を一緒に考えていきます。

頭皮アートメイクの施術間隔や仕上がりを、症例画像や色素を見ながら説明するカウンセリング風景

回数だけでは決まりません|当院が施術計画で大切にしていること

ここまで回数や期間の目安をお話ししてきましたが、実際の施術計画は、回数という数字だけで決まるものではありません。当院では、次のような点を確認しながら、その方に合った計画を立てていきます。

薄毛やカバーしたい範囲

どのくらいの範囲をカバーしたいのかは、施術計画の土台になります。分け目だけが気になるのか、頭頂部の広い範囲なのか、生え際なのか。範囲によって、必要な回数も期間も変わってきます。

ご希望の仕上がり

どんな印象を目指したいかも、大切な要素です。しっかりとカバーしたいのか、ナチュラルに整えたいのか。ご希望によって、色の入れ方や回数の考え方が変わってきます。

色素の定着状態

前の施術で色がどのくらい定着したかは、次の施術の進め方を左右します。定着の仕方には個人差がありますので、実際の入り具合を見ながら、その都度計画を調整していきます。
頭皮の状態を確認しながら計画を立てます

頭皮に赤みや炎症、乾燥などがないか。その時々の頭皮の状態も見ながら進めていきます。
つまり、施術計画は最初に立てて終わりではなく、実際の定着具合や頭皮の状態を確認しながら、その都度施術内容を調整していきます。このように経過を見ながら進めることで、お一人おひとりに合った自然な仕上がりを目指すことができます。

リタッチとは?完成までの施術との違い

リタッチとは何ですか?

リタッチとは、いったん完成したあと、時間の経過とともに薄くなってきた色を入れ直す施術のことです。
頭皮アートメイクは、永久に同じ状態が続くものではありません。時間が経つにつれて、色は少しずつ薄くなっていきます。その薄くなった部分を補い、仕上がりを保つために行うのがリタッチです。

リタッチは何年くらいで必要になりますか?

当院では、コース終了後、約1~2年を目安に、リタッチをご検討いただくことが多いです。
ただし、色の抜け方には個人差があります。頭皮の状態や生活習慣、紫外線の影響などによって、色が薄くなるペースは変わります。ですので、この年数もあくまで目安として捉えていただき、色が気になってきたタイミングでご相談いただくことをおすすめしています。

完成までの施術との違い

完成までの施術は、ゼロの状態から色を入れ、仕上がりをつくっていく工程です。一方、リタッチは、いったんできあがった仕上がりを維持していくための施術です。
目的が違うため、リタッチでは全体を一からやり直すのではなく、薄くなった部分を中心に補っていくことが多くなります。

予定どおり完成を目指すために大切なこと

施術後の注意事項を守る

入れた色素をきれいに定着させるためには、施術後の過ごし方が大切です。
施術後しばらくは、頭皮を強くこすらない、施術部位を清潔に保つ、長時間の直接的な紫外線を避けることなど、いくつかの注意事項をお守りいただく必要があります。
これらを守られないと、色の定着が不安定になり、結果として回数が増えてしまうこともあります。詳しい注意事項は、施術のときにお伝えします。

適切な間隔で施術を受ける

3週間という施術間隔には、色素の定着を待ち、頭皮を落ち着かせるという意味があります。間隔が空きすぎても、逆に詰まりすぎても、計画どおりに進みにくくなることがあります。一方で、ご都合により施術間隔が長く空いてしまっても、色素の定着率に大きく影響するわけではありません。
ただし、完成までの期間はその分長くなる場合があります。
無理のない範囲で、適切な間隔で通っていただくことが、理想の仕上がりにつながります。

気になることは早めに相談する

施術のあいだに、色の入り具合や仕上がりについて気になることが出てきたら、早めにお伝えください。
小さな不安のうちに共有していただければ、次の施術で調整できることもあります。「こんなことを聞いていいのかな」と遠慮される必要はありません。気になる点は、そのつどお聞かせください。

頭皮アートメイク施術後の注意事項について説明するカウンセリング風景

よくある質問

Q. 1回だけでも施術できますか?

1回の施術を受けていただくこと自体は可能です。ただし、頭皮アートメイクは複数回に分けて仕上げていく施術のため、1回だけでは色の定着や仕上がりが十分でないことがあります。自然な仕上がりを目指すには、3回を目安に受けていただくのがおすすめです。

Q. 施術と施術は、どのくらい期間を空けますか?

当院では、3週間ほど空けていただくようご案内しています。入れた色素の定着を待ち、頭皮が落ち着いた状態で次の施術を受けていただくためです。

Q. リタッチは何年後に必要ですか?

1~2年ほどを目安にご検討いただくことが多いですが、色の抜け方には個人差があります。頭皮の状態や生活習慣によって色が薄くなるペースは異なりますので、色の変化が気になってきたタイミングでご相談ください。

Q. 予定より施術回数が増えることはありますか?

色素の定着状態や、ご希望の仕上がりによっては、当初の目安より回数が変わることもあります。特に、施術後の注意事項が守られなかった場合や、広い範囲をカバーする場合には、回数が増えることがあります。経過を見ながら、その都度ご相談しながら進めていきます。

まとめ

頭皮アートメイクは、一度の施術で完成するものではなく、多くの方が3回を目安に、少しずつ仕上げていきます。色素の定着を確認しながら密度を上げることで、自然な仕上がりを目指す施術です。

当院では、施術の間隔を3週間ほど空け、頭皮の状態や色素の定着を確認しながら施術を進めています。ただし、必要な回数や期間は、薄毛の範囲やご希望の仕上がりによって変わります。カウンセリングでは、お一人おひとりの状態に合わせて、回数や期間の目安をご案内いたします。

完成後も、仕上がりを維持するために、1~2年ほどを目安にリタッチをご検討いただくことをおすすめしています。

スカルプアートメディカでは、頭皮の状態やご希望を伺いながら、無理のない施術計画をご提案いたします。その場で施術を決めていただく必要はありません。まずは、回数や期間について気になっていることを、そのままお聞かせください。

この記事の監修医師

佐上 徹

スカルプアートメディカ 院長

佐上 徹 Toru Sagami

医師 頭皮アートメイク専門

頭皮アートメイク(SMP)の安全基準策定に携わる。技術・安全・倫理の3観点から施術基準を整え、患者が安心して受けられる環境づくりに取り組む。

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本記事は上記医師が内容を確認・監修しています。掲載内容は一般的な情報提供であり、個別の診断・治療の代わりにはなりません。

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