頭皮アートメイクのデメリットと注意点について知っていますか?

頭皮アートメイクのデメリットと注意点について知っていますか?

はじめに

頭皮アートメイクに興味はあるけれど、失敗や色落ち、痛みが気になって予約に踏み切れない。そんな方は少なくありません。見た目が変わるメリットに目がいきがちですが、頭皮アートメイクのデメリットを事前に知っておくことはとても大切です。

この記事では、頭皮アートメイクの「失敗」をできるだけ避けるために知っておきたいポイントを、医師の立場からわかりやすく整理します。あえて気になる部分にも触れながら、納得して選べる情報をお届けします。

頭皮アートメイクのデメリットや注意点について、タブレットの症例画像を見ながら看護師に相談する女性

知っておくべき5つの留意点

まずは、頭皮アートメイクのデメリットとして押さえておきたい基本ポイントです。

①色落ちとメンテナンス頭皮アートメイクは一度入れたら終わりではありません。時間とともに徐々に薄くなるため、定期的なメンテナンスが必要です。目安としては2年〜3年ほどでリタッチが必要になりますが、このスピードには個人差があります。

②施術直後の赤みやかゆみ施術後は軽い赤みやかさぶたが出ることがあります。通常は数日で落ち着きます。施術部位が皮むけしてくることもありますが、1週間程度で自然に剥がれ落ちてくるのを待つことが重要です。

③MRI検査時の申告
過去のアートメイクで使用されていた色素に磁性体と呼ばれる金属(酸化鉄)が多めに含まれていたので、MRIでピリピリとした痛みが報告されたことがありました。そのため、MRIの検査前に申告が必要になる場合があります。磁性体が少ない色素を使っていれば問題になるリスクは極めて小さいと考えられます。

④施術後の生活制限施術直後の色素の定着率を高く維持するため、いつも通りに洗髪できない日があります。大事なご予定の直前の施術は避けていただいたほうが無難かもしれません。また、サウナ、プール、銭湯、過度な飲酒や激しい運動を避ける期間が設けられています。施術前後1週間はカラーリング・パーマなどの頭髪の美容施術は避けたほうがいいでしょう。

⑤後悔した場合の対応頭皮アートメイクの後悔の多くは、仕上がりのイメージと実際のズレから生まれます。一度入れてしまった色素は元に戻せないため、この点は事前にしっかり理解しておくべきデメリットです。

よくある「失敗」とその背景

頭皮アートメイクで「失敗」があるのか、多くの人が気になることですが、実は回避できるものです。

よくあるのは、デザインのすり合わせ不足です。なんとなくのイメージで進めてしまうと、仕上がりに違和感が出て後悔につながりやすくなります。

地肌の露出とヘアスタイリングとのバランスを考えながら、経験豊富な施術者によるカウンセリングでデザインを決定していくことが重要です。思ったとおりにならなかったというケースは、実は事前に認識合わせができていなかった、というのがアートメイクの「失敗」につながります。

さらに、体質によって頭皮アートメイクの色落ちのスピードが異なる点も見落とされがちです。思ったより早く色が薄くなることで、期待とのズレが生じるケースもあります。

こうしたリスクは、経験のある医療機関で事前に施術範囲や仕上がりについて相談しながら、説明を聞くことによって大きく下げることができます。

自然な仕上がりを実現するために

多くの方が気にされるのが「バレないかどうか」です。結論から言うと、頭皮アートメイクは他人と接触する距離においては、気づかれることはほとんどありません。バレない自然な仕上がりは、技術と設計で決まります。

現在主流のドット技法は、毛根のように見える点を細かく重ねていく方法です。地肌の肌色部分にあたかも毛髪で出来た影のような黒い印象を作ることにより、頭皮の自然な印象を作ることが可能になります。

さらに、色調設計も重要です。単純に色を濃く入れればよいというわけではなく、周囲とのバランスを見ながら調整していくことで、より自然に仕上げます。

そしてもう一つのポイントが回数です。1回で完成させるのではなく、色素の定着を見ながら、通常3回に分けて段階を追って仕上げていきます。このようにすることで、周囲に気づかれにくい自然な状態を作ることができます

頭皮アートメイク施術風景

痛みについて

痛みについては、「頭皮アートメイクは痛いのか?感じないのか?」という質問をよくいただきます。

頭皮のアートメイクは麻酔を使用せずに受けられる施術です。眉毛やリップのアートメイク施術では表面麻酔を使用するため、アートメイクをよく知っている人の方が心配になる場合があります。

機械で一定の強さで皮膚の表面の表皮から真皮上層にかけての浅い層に点状に色素を入れていく施術のため、麻酔は不要なのです。痛みの感じ方は個人差があり、全く痛くないとは言えませんが、激痛で耐え難いという痛みは生じないと考えていただいて差し支えありません。

実際には最初の数分間は、チクチクっとした痛みを感じられる方が大勢ですが、途中で慣れてくるので、数時間にわたる施術でも痛みを理由に中断することは、まずありません。

よくある質問

Q 近くで見てもバレませんか

適切な施術であれば、自然な仕上がりが可能です。

Q どのくらい持続しますか

頭皮アートメイクの色落ちは徐々に進み、一般的には2年から3年ほどでリタッチが必要になります。

Q 痛みはどの程度ですか

個人差はありますが、チクチクっと感じる程度です。麻酔を使用していないのは、耐えられる痛みという理由からです。

Q 主なデメリットは何ですか

頭皮アートメイクのデメリットとしては、自然な仕上がりのために複数回の施術が必要なこと、色落ちによるメンテナンスが必要なこと、完全に除去することが難しいこと、施術直後のごく一時的な皮膚の副作用や生活上のダウンタイムが挙げられます。

Q 後悔した場合は消せますか

頭皮アートメイク 後悔した場合、レーザーなどで薄くすることは可能ですが、完全に元通りにするのは難しいケースもあります。そのため、事前のシミュレーションが非常に重要です。

カウンセリングのご案内

頭皮アートメイクをやってみたいが、失敗してしまうことが不安な場合は、事前の相談でかなり解消することができます。

当院では、頭皮の状態やご希望を確認しながら、メリットだけでなくリスク・副作用、生活上の注意点も含めて丁寧にご説明しています。気になることは遠慮なくご相談ください。

十分な説明の上で納得して選ぶことが、頭皮アートメイクの後悔を防ぐためにいちばん確実な方法です。

まずはお気軽に当院にご相談ください。

院長写真

この記事の監修医師

佐上 徹

スカルプアートメディカ 院長

佐上 徹 Toru Sagami

医師 頭皮アートメイク専門

頭皮アートメイク(SMP)の安全基準策定に携わる。技術・安全・倫理の3観点から施術基準を整え、患者が安心して受けられる環境づくりに取り組む。

医師プロフィールを見る

本記事は上記医師が内容を確認・監修しています。掲載内容は一般的な情報提供であり、個別の診断・治療の代わりにはなりません。

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