ヘアアートメイクとは?地肌の透けを目立ちにくくする施術
髪が細くなったり本数が減ったりすると、分け目やつむじの地肌が以前より明るく見えることがあります。 ヘアアートメイクでは、こうした部分に毛根のような細かなドットを入れ、周囲の髪との色の差を調整します。 髪そのものが増えるわけではありませんが、地肌が透けて見える部分の印象を変えることができます。 施術直後から色素による変化はあります。ただし、色素の定着や発色は施術後も変わるため、その日の色の濃さが完成時の仕上がりとは限りません。ヘアアートメイクと薄毛治療の違い
薄毛への対応を考えるときは、「髪を増やしたい」のか、「今ある髪を生かして地肌を目立ちにくくしたい」のかを分けて考える必要があります。内服薬・外用薬による薄毛治療
薄毛の原因や状態を診断し、発毛や抜け毛の抑制を目指す治療です。薬の種類や体質によって期待できる効果は異なり、副作用にも注意が必要です。 髪の本数や太さを改善したい場合は、まず医師に薄毛の原因を確認してもらうことが大切です。ヘアアートメイク
現在残っている髪を生かしながら、地肌の透けを目立ちにくくする施術です。発毛作用はなく、薄毛の進行を止めることもできません。 薄毛治療を受けながら、見た目のカバーを目的に併用するケースもあります。ただし、使用中の薬や頭皮の状態によって施術の可否は変わります。治療中の方は事前に医師へご相談ください。 施術の仕組みについては、頭皮アートメイクの仕組みと施術の流れでもご説明しています。どのような髪の悩みに向いている?
ヘアアートメイクは、次のような悩みがある場合に検討できます。- 分け目が以前より広く見える
- つむじや頭頂部の地肌が気になる
- 生え際周辺の髪が少なく、地肌が目立つ
- 髪が細く、全体のボリュームが少なく見える
- 傷跡など、部分的に毛が生えていない場所が気になる
ヘアアートメイクのメリットとデメリット
メリット|気になる範囲に合わせて施術できる
分け目だけ、つむじの周囲だけなど、気になる部位に合わせて施術範囲を決められることが特徴です。 また、内服薬や外用薬による発毛治療とは異なり、髪が伸びてくるのを待つ施術ではありません。 ただし、施術後の色素の定着には時間が必要です。初回から濃く仕上げるのではなく、経過を確認しながら密度を調整していきます。デメリット|薄毛の進行を止めることはできない
ヘアアートメイクは、髪を増やす治療ではありません。 施術後に薄毛が進んだ場合、色素を入れた部分と周囲とのバランスが変わる可能性があります。今の毛量だけでなく、将来の髪型や薄毛の変化も考えて範囲を決める必要があります。デメリット|色素を簡単に消すことはできない
色素は時間とともに薄くなることがありますが、必ず完全に消えるわけではありません。 希望と異なる濃さや形になっても、すぐに元の状態へ戻せるとは限らないため、デザインは慎重に決める必要があります。 頭皮アートメイクのデメリット・失敗・後悔についても、施術前にご確認ください。当院で使用するFIXERと施術体制
スカルプアートメディカでは、頭皮アートメイク用機器「FIXER」を使用しています。 FIXERには針を入れる深さを調整するストッパー機能があり、頭皮の状態に合わせて設定を調整します。 ただし、機器だけで自然な仕上がりが決まるわけではありません。ドットの大きさや濃さ、間隔、周囲の髪とのなじみ方は、施術者の判断と技術が関わる部分です。 使用する色素は「FIXER THE BLACK」です。色素の定着や経年変化には個人差があり、特定の機器や色素を使用することでリスクがなくなるわけではありません。 頭皮アートメイクは医療行為です。当院では医師の診察を行い、所定の研修と認定試験を修了した看護師が、医師の指示のもとで施術を担当します。頭皮アートメイクは痛い?麻酔は必要?
施術では針を使用するため、チクチクとした刺激を感じることがあります。 痛みの感じ方は人によって異なり、施術する場所や当日の体調によっても変わります。 当院では麻酔を使用せずに施術を受ける方もいらっしゃいますが、痛みを我慢する必要はありません。途中で休憩を取るほか、状態に応じて対応方法を検討します。 痛みが心配な方は、カウンセリング時にご相談ください。頭皮アートメイクは何回必要?どれくらい持つ?
頭皮アートメイクは、初回の施術だけですべての色素が定着するとは限りません。 当院では1〜3回の施術プランを用意しています。必要な回数は頭皮の状態や施術範囲、希望する仕上がりによって異なります。 複数回施術する場合は、皮膚の回復と色素の定着を確認しながら、次の施術を行います。施術間隔は約3週間が一つの目安です。 色の持続期間は2〜3年程度が目安ですが、退色の速さには個人差があります。また、目安の期間が過ぎたからといって、色素が完全に消えるわけではありません。リタッチは必ず必要?
リタッチは、決まった年数ごとに必ず受けるものではありません。 色の薄れが気になったときに、頭皮の状態や残っている色素を確認し、必要な範囲を相談します。 色素が十分に残っている部分へ重ねて施術すると、濃くなりすぎる場合もあるため、現在の状態に合わせた判断が必要です。施術後の洗髪とダウンタイム
施術後は、赤みや腫れ、かゆみ、かさぶたなどが生じることがあります。 当院の洗髪についての案内は、次のとおりです。- 施術当日:洗髪は控える
- 施術翌日:シャンプーを使わず、お湯だけで洗髪可能
- 施術2日後から:シャンプーを使用した洗髪が可能
当院のヘアアートメイク症例写真
ヘアアートメイクを検討するとき、症例写真は仕上がりのイメージを確認する手がかりになります。 ただし、同じ部位の施術でも、髪の太さや残っている毛量、頭皮の色によって見え方は変わります。写真はあくまで一例であり、同じ仕上がりを保証するものではありません。 以下は、スカルプアートメディカ公式症例ページで公開している施術例です。症例① 女性25歳|分け目の地肌の透け

- 施術内容:頭皮アートメイク(FIXER)
- 施術範囲:50㎠
- 施術回数:2回
- 同条件の現行通常料金:154,000円(税込)
- 主なリスク・副作用:赤み、腫れ、かゆみ、感染、色素へのアレルギー反応、色ムラ、色素が長く残る可能性など
症例② 女性38歳|分け目・つむじ周辺

- 施術内容:頭皮アートメイク(FIXER)
- 施術範囲:25㎠
- 施術回数:3回
- 同条件の現行通常料金:118,000円(税込)
- 主なリスク・副作用:赤み、腫れ、かゆみ、感染、色素へのアレルギー反応、色ムラ、色素が長く残る可能性など
症例③ 女性54歳|分け目・頭頂部

- 施術内容:頭皮アートメイク(FIXER)
- 施術範囲:75㎠
- 施術回数:3回
- 同条件の現行通常料金:265,000円(税込)
- 主なリスク・副作用:赤み、腫れ、かゆみ、感染、色素へのアレルギー反応、色ムラ、色素が長く残る可能性など
症例④ 男性30代|頭頂部周辺

- 施術内容:頭皮アートメイク(FIXER)
- 施術範囲:75㎠
- 施術回数:2回
- 同条件の現行通常料金:190,000円(税込)
- 主なリスク・副作用:赤み、腫れ、かゆみ、感染、色素へのアレルギー反応、色ムラ、色素が長く残る可能性など
施術前に確認したいリスクと注意点
頭皮アートメイクには、施術後の赤みや腫れ、痛みのほか、感染、色素に対するアレルギー反応、傷跡、色のにじみや変化などのリスクがあります。 糖尿病などの持病がある方、ケロイド体質の方、頭皮に皮膚疾患がある方、妊娠中・授乳中の方などは、施術の適応について個別の確認が必要です。 現在の体調や服薬状況、頭皮の状態などを医師が確認したうえで、施術の可否を判断します。MRI検査を受ける予定がある場合
アートメイクの色素には、製品によって酸化鉄などの成分が含まれることがあります。MRI検査では、まれに熱感や違和感などが報告されています。 頭皮アートメイクをしていることだけを理由に、MRI検査を一律に受けられなくなるわけではありません。ただし、検査の際は必ず医師や診療放射線技師に施術歴を伝えてください。 当院で使用する色素とMRI検査時の対応については、頭皮アートメイク後のMRI検査についてで詳しく説明しています。ヘアアートメイクの施術の流れ
- 無料カウンセリング気になっている部位や希望する見た目を伺い、施術範囲や回数、費用を確認します。
- 医師の診察頭皮の状態や既往歴、服薬状況などを踏まえ、施術の適応を判断します。
- 施術施術範囲やデザインを確認し、医師の指示のもと看護師が施術します。
- 経過確認と次回施術皮膚の回復と色素の定着を確認し、必要に応じて密度や色のバランスを調整します。
- 完成後のメンテナンス色の薄れが気になった場合は、頭皮の状態を確認してリタッチを検討します。