アートメイク(頭皮・生え際)とは? 2023 / 10 / 18



ヘアアートメイク、あなたはこの言葉を耳にしたことはありますか?
ヘアアートメイクは、髪のつむじや分け目、生え際の薄さに悩む人の為の美容施術の一種です。

この施術は副作用やダウンタイムもなく、1回でも効果が実感できるので、薄毛や生え際の後退に悩む多くの人々の悩みを瞬時に解決します。
今まで薄毛治療に多額のお金をかけたが効果がなかった方や、今すぐ薄毛の悩みを解決したい方にお勧めの美容施術となります。




 この記事で分かること

1・ヘアアートメイクの施術方法の実際について
眉毛やアイラインのアートメイクは一般的になりましたが、ヘアアートメイクはまだまだ認知度が低いのが実際のところです。
どんな施術方法で進んでいくのか、施術後の注意事項などについて詳しく解説します。

2・ヘアアートメイクのメリット・デメリットについて
薄毛や生え際の問題に対するヘアアートメイクのメリットやデメリットについて説明します。
また個人差とヘアアートメイクの持続性についても詳しく解説します。

3・金額について
どんなによい施術でも、金額はとても気になる問題です。
まだまだ行っているクリニックも少ないので、金額の相場や予約の取りやすさについて解説します。


ヘアアートメイクの施術方法と流れ


ヘアアートメイクの施術方法とは

 

ヘアアートメイクは、頭皮に色素を注入する美容施術です。
薄毛や脱毛の悩みを抱える方に対して、自然な髪の毛のような印象を与えることを目的としています。

色素は、特別な針とマシンを使用して、均一に頭皮に注入されます。
この施術は毛穴と同じ細かいドットを再現するため、とても繊細な技術が必要です。
この繊細な技術により、美容師が見てもわからないほどに、非常に自然な見た目を実現します。


また、昔からある所謂タトゥーは真皮の深い部位に色素を入れていきますが、ヘアアートメイクは真皮上層に色素を注入していきます。
タトゥーは一度入れると消すことができないので、その時の髪の毛の状態に応じた施術が困難となります。
一方ヘアアートメイクは、ターンオーバーや日常生活により徐々に薄れてくるので、何年かに一度はリタッチが必要です。

生え際は年を取ると変化が見られる箇所となりますので、リタッチ施術が可能な方がベターです。
また、植毛は実際の髪の毛を移植する方法です。

これは外科手術であり、痛みとダウンタイムが伴います。
植毛は永続的に確実な結果を提供しますが、手術に関連するリスクが存在するのを考慮する必要があります。
ヘアアートメイクは、自然な髪の毛のような見た目を求める方、またダウンタイムなく日常生活を送りたい方にとって、とても魅力的な選択肢となっています。
他の方法との違いを理解し、自身に最適な選択肢を見つける際に役立ててください。



ヘアアートメイクの施術の流れとは


まず、ヘアアートメイクを受ける前にカウンセリングが行われます。
患者と医師・専門の看護師が、患者様個別のニーズや希望、予算や疑問について説明します。
この際注意していただきたいのは、まだまだ導入されている医療機関やクリニックが少ないので、症例がたくさんあるクリニックでカウンセリングを受けることが大事です。

最近はインスタグラムなどのSNSで情報を得ることができますので、症例写真の多さはクリニック選びの基準となると思います。
カウンセリングに納得出来たら、実際の施術が行われます。
ヘアアートメイクは、微細な針を使って皮膚に特殊な色素を注入する施術です。

手彫りで行うヘアアートメイクは、痛みを伴うので麻酔の必要がありますが、fixerと呼ばれるヘアアートメイクは、マシンで均一にタッチをしていくので、痛みがほとんどありません。
但し痛みの感じ方には個人差があるので、常に状態を確認しながら施術を行っていきます。
ヘアアートメイクの施術時間は個人差があります。

これは気になる範囲に個人差があるためです。
狭い範囲の場合ですと、30分から1時間程度の時間で終了しますが、広範囲になってくると、長めの時間が必要となります。
施術回数についても範囲によって変わってきますが、通常は2回から3回の施術で完成形となります。

1回目から2回目の間隔は、2~3週間で行うのが理想的です。
施術後はアフターケアについての説明があり、色素をしっかり定着させるための指導が行われます。

その後、次回の予約を取って終了となります。
間隔を守って施術を行うのが、効果的に施術を行うことに繋がりますので、予約の取りやすさは重視するべきところとなります。



ヘアアートメイクの施術前後の注意点とは

   

ここでは施術前後の注意事項を解説します。
分かりやすくチェックリストにしてみましたので、事前にしっかり確認してみて下さい。


施術前

□薬物や金属アレルギーはないか
ヘアアートメイクの色素には微量の金属が含まれていますので、重度の金属アレルギーがある場合は、事前にパッチテストを受けることをお勧めします。


□治療中の病気・内服薬の有無
治療中の病気や内服中のお薬がある場合も事前に申告するようにしましょう。
とくにケロイド体質があると、施術が受けられない場合があるので注意が必要です。


□ヘアカラーやパーマの影響 ヘアアートメイクを受ける前に、ヘアカラーやパーマの予定ある場合、施術者にその情報を提供しましょう。
施術後2週間はカラーリングやパーマができません。

予定がある場合は事前に行っておきましょう。
施術前に関しては、前日に受けていただいても大きな問題はありませんが、カラーリングで地肌を痛めてしまう場合もありますので、出来れば施術の1週間前に終わっておくと安心かと思います。


□飲酒や喫煙の制限
施術前には飲酒や喫煙を控えることが推奨されます。
これらの習慣は血液循環に影響を与え、施術の安全性と効果に影響を及ぼす可能性があります。


施術後

□洗髪
施術当日は水に濡らすことができません。
当日の朝に洗髪してくるようにしましょう。

翌日からはお湯のみでの洗髪となり、シャンプーは4日目からとなります。
当日はシャワーのみで、入浴は翌日からとなります(長時間の入浴は1週間程度控えたほうがよい)


□紫外線防止
施術後、直射日光や紫外線から頭皮を守るために帽子や日焼け止めを使用しましょう。
紫外線は色素に影響を与え、変色する可能性や定着の持続性に影響を及ぼす可能性があります。


□腫れやかゆみの管理
施術後は地肌がデリケートになっていますので、直接手で触れないように気を付けてください。
頭皮への過度な圧力や摩擦を避けるようにしてください。
一時的な腫れやかゆみが生じることがありますが、通常数日で治まります。


□運動・サウナ プールの塩素は色素が変色しやすくなるため、気を付けましょう。
また、新陳代謝により色素が抜けやすくなるため、サウナや銭湯も1週間程度は控えましょう。


ヘアアートメイクのメリットとは

顔が小さく見える

髪の生え際が後退してしまうと、額が広くなる分、顔のバランスが崩れて見えることがあります。
生え際をヘアアートメイクで埋めてあげることによって、生え際を自然な位置に戻し、小顔効果が得られます。
生え際の整った髪は、全体の印象を大きく左右するので、自然な美しさを引き立ててくれます。

実際に施術を受けた人のビフォーアフター写真や口コミを紹介します。







生え際が全体的に薄くなったのがお悩みの患者様です。
3回コースでの施術です。

・「生え際が気にならなくなり、以前はあまりオールバックに出来なかったが気にならなくなったため、出来るようになり、分け目を気にすることなく髪型を変えられるようになりました。」


髪のボリュームが増えて若く見える

ヘアアートメイクは、生え際や分け目、つむじ、または頭皮全体に、微細なドット状のタッチを施すことで、髪の毛が生えているように見せる効果があります。
これにより髪全体の密度がアップしたように見え、薄毛やボリューム不足を補います。

地肌が目立たないことで自然な若々しさを取り戻すことができます。
薄毛やヘアラインの後退は、年齢を感じさせる要因となることがありますが、ヘアアートメイクによってこれらの問題を解消することで、より若々しい外見を手に入れることができます。

ヘアアートメイクにより髪のボリュームが増えたように見えることで、日常的なメンテナンスが非常に容易です。
特別なケアをする必要もなく、普段通りのシャンプーやスタイリングが可能です。


そのため、ヘアのボリュームを保つのに大きな手間をかける必要がなく、朝のスタイリングが非常に楽になります。
何よりも生え際の後退や薄毛に悩む方々にとって、髪のボリューム感を取り戻すことは、美容と自尊心の向上に大きく影響します。

 実際に施術を受けた人のビフォーアフター写真や口コミを紹介します。



頭頂部の毛量が薄く頭皮の透け感が気になる患者様です。
3回コースでの施術です。

・「普段薄い所はパウダーを使用していたのですが、頭皮アートメイクをしてからは、パウダーを使用する事がなくなり、とても楽になりました。」

・「薄毛が気になり、外出の際はウィッグや帽子が必須で、夏は蒸れてしまったり、旅行に行った際等に不便でしたが、頭皮アートメイクをしてからはそのストレスから解放されてすごく楽になりました。
もっと早くやっておけばよかったです。」

・「薄毛に悩み、電車など外出時に他の人の目が気になっていましたが、頭皮アートメイクをしてからは、自信をもって外に出られるようになりました。」


似合う髪型が増える


ヘアアートメイクのメリット:似合う髪型が増える

ヘアアートメイクによって整ったヘアラインができるため、前髪のスタイリングにより自由度が高まります。
前髪を上げでおでこを出しり、前髪のスタイルを変えることができます。

整ったヘアラインがあると、このようなスタイルが一層魅力的に映ります。
また、ヘアピンやヘアバンド、ヘアクリップなどのヘアアクセサリーの活用がしやすくなり、髪型にアクセントを加えることができます。
ヘアアートメイクによってヘアラインが整えられることで、髪型の選択肢が広がり、自分に合ったスタイルを試す機会が増えます。


・実際に施術を受けた人のビフォーアフター写真や口コミを紹介します。



生え際中心部だけ薄く綺麗な丸みを帯びた生え際にしたい。
2回コースでの施術です。

・「良く額をあげるので生え際が気になっていました。
ドットをいれることで綺麗にカモフラージュされて気にならなくなりました。」

・「毎日パウダーをやっていましたが、生え際はパウダーをやり過ぎると目立って違和感を感じていました。
FIXERは真っ黒に埋まり過ぎず自然に埋まるので良かったです。」


ヘアアートメイクのデメリットとは


額が後退すると不自然になる


ヘアアートメイクは多くのメリットがある一方で、注意が必要なデメリットも存在します。
特に、ヘアラインの色素が残っている間に、更に生え際が後退してしまうことで、不自然な印象が生じる可能性があります。

ヘアアートメイクの色素は、個人差はありますが、時間とともに褪色していきます。
一般的には数年間持続しますが、個人の肌質やケア方法、紫外線などの影響によって持続期間が変化します。
生え際が年齢とともに更に後退すると、色素が残っている部分と後退した部分との差が顕著になり、不自然な印象を与えることがあります。

ヘアアートメイクを受ける際には、色素の持続性の確認と、施術者の選択に注意が必要です。
時間とともに退色した部分にはリタッチが必要となりますが、そのような将来的な状態を見越して施術をすることが必要となります。

その為、不適切なケアや技術不足で仕上がりが不自然となった場合、リタッチがかなり難しくなってしまいますので、施術者の選択は慎重に検討し、信頼性と経験値豊富な技術者に相談することが大切です。


痛みがある

   


ヘアアートメイクの施術は、針を使用して頭皮に色素を注入するため、一部の痛みや不快感が伴うことがあります。
とくに手彫りの場合は痛みを強く感じる場合が一般的です。

しかしfixerというマシンを使用した施術では、痛みを感じることがほぼないため、なかにはその振動が気持ちよく寝てしまう方もいます。
痛みの感じ方は人それぞれですし、その日の体調、とくに女性の生理前は痛みを感じやすくなりますので、体調がいい日を選んで施術するのが大切です。
fixerの施術で麻酔を使用することはほぼありませんが、どうしても我慢できない場合は、鎮痛剤の服用、麻酔の使用が可能となっています。


ダウンタイムがある

   


ヘアアートメイクには大きなダウンタイムはありませんが、一時的な赤みや腫れ、かゆみが生じることがあります。
これは施術時の刺激による生理的な反応であり、通常数日から1週間以内に自然に治まります。

また、頭皮に微小なかさぶたが形成されることがあります。
これは色素が頭皮に定着する過程で生じるもので、通常1週間以内に自然に剥がれ落ちます。
かさぶたを引き裂いたり掻いたりしないように注意が必要です。

ダウンタイム中にはかさぶたを剥がさないようにし、過度な紫外線から頭皮を守りましょう。
また、痛みや不快感がある場合は施術者に相談し、早めの受診をお願いします。
ヘアアートメイクの施術後の痛みとダウンタイムは、個人差があるものの、通常は一時的なものであり軽度ですので、事前に程度を確認しておくと安心です。



ヘアアートメイクの料金とは


  


ヘアアートメイクの料金相場とは

  


ヘアアートメイクの料金は、施術を行うクリニックによって異なります。
また、施術の範囲や回数も料金に影響します。
生え際や頭頂部の一部を調整するだけの施術と、頭全体のヘアアートメイクでは料金が異なります。

また、範囲が広い場合には複数回の施術が必要となるため、それぞれの回数に応じて料金がかかります。
施術者の技術と経験も料金に影響を与える場合もあります。
高度な技術と豊富な経験を持つ施術者は、通常、高い料金を設定することがありますが、施術者のスキルは結果に大きな影響を与えるため、安価な選択肢のみに頼ることは避けた方が賢明です。

他、都市部では、料金が一般的に高くなる傾向があり、地方や田舎のエリアでは料金が比較的低めであることがあります。


ヘアアートメイクの割引やキャンペーンとは

 


ヘアアートメイクを導入しているクリニックはまだまだ少ないので、医療脱毛のように割引キャンペーンを行っているクリニックを探すのは難しいと思います。

しかし、初回来店時のみに適応される特別割引、複数の施術を同時に受ける際の併用割引、特定の曜日や時間帯に限定された時間割引などがある場合がありますので、予約の際に確認することをお勧めします。

但し、あまりに安すぎる場合は経験値が低い場合が多いので、注意が必要です。
施術前に十分な相談と情報収集を行い、自身のニーズに合った施術を受けることが重要です。


ヘアアートメイクの保証制度とは

 

ヘアアートメイクの保証制度は、施術後に何らかの問題や不具合が発生した場合に、一定の期間内に追加の施術や修正を受ける機会を提供するサービスです。
例えば、色あせや不均一なライン、形状の不満足な点などが該当します。
保証制度の内容は、クリニックによって異なる場合がありますので、具体的なポリシーを確認することが重要です。

保証制度には通常、一定の条件や制約が設けられています。
例えば、施術後の一定期間内に問題を報告しなければならない場合、施術後の適切なケアやアフターケアの指示に従わなかった場合には、保証が無効になることもあります。
また、通常は数回の施術で完成形となるため、最後の施術から数週間の経過を診て保証制度の適応が判断されます。



Q&A


Q FIXERをすることで脱毛は進行しますか?
A FIXERは真皮上層部に注入していくため、毛の根元にある毛母細胞には影響しないので脱毛が進行することはありません。

Q 施術前にしておくことはありますか?
A 洗髪の制限があるため、施術当日に洗髪をしてくることをお勧めします。
頭皮に塗るタイプのお薬やスプレー、パウダー等は使用せずに来てください。

Q ヘアカラーはいつからしていいのですか?
A 施術前は1週間、施術後2週間は空けるようにお願いします。

Q シャンプーは直後からして大丈夫ですか?
A 施術後24時間は濡れないようにして頂き、その後お湯で洗髪は可能ですがシャンプーを使用しての洗髪は4日目からとなります。

Q どのくらい持ちますか?
A ターンオーバーの影響を受ける為、徐々に薄くはなります。
平均的に2~3年、年齢や肌質によっては5年程持つと言われています。

まとめ

  

ヘアアートメイクをいち早く導入したクレアクリニックでは、アートメイク専任看護師がカウンセリングから施術まで担当していきます。
無理なコース契約等無くその患者様に合った最適なコースや範囲をご提案します。

施術はより定着率を上げ、患者様の満足度を上げるために2P打ちという特別な施術方法を導入しており、通常1つの点に対して1回で色素を入れていくのですが、1つの点を2回のカウントで色素をしっかり入れていきます。
1点1点施術していくため染みが少なく、色素が皮下に留まりやすく長持ちします。

またアートメイクの優先枠があるため予約が取りやすくなっており、より最適な治療間隔で施術をすることが可能になります。
ヘアアートメイクは、まだまだ導入されているクリニックが少ないので、信頼性のある施術者を選ぶために口コミや症例写真を調査し、施術を受ける前に、施術者との十分なカウンセリングを行いましょう。

本物の髪の毛が生える訳ではありませんが、ヘアアートメイクは間違いなく、あなたの自己肯定感を引き上げる美容施術のひとつになると思います。