アートメイクで理想の生え際を実現する! 2024 / 03 / 14



1.イントロダクション


髪の生え際が美しく整った女性は、凜とした美人度をアップさせ、顔全体の印象を大きく左右します。
しかし、美しい自然な生え際を手に入れることは、遺伝や加齢の影響で難しいこともあります。
とくに年齢とともに生え際の変化に気づくことは、多くの女性にとって身近な悩みの一つなのではないでしょうか。
そんな中、新しいアプローチとして注目を集めているのが、「SCATTERによる生え際アートメイク」です。
この施術がもたらす変化は、自然でありながら美しく、理想の生え際を手に入れるための一歩となります。
この記事では、ヘアラインアートメイクの施術がどのようにして顔全体に自然な印象を与え、理想の生え際を創り出すのかに焦点を当てます。
アートメイクのプロセスが生み出す変化は、ただの外見だけでなく、内面からも自然な自信を引き出します。
美しさと自然さを求める方々に捧げる、ヘアラインアートメイクの魅力に迫ります。


2.SCATTER(スカッター)の特徴


2-1. 生え際に特化したSCATTERとは


SCATTERとは、美容大国韓国でも国内外唯一の特許技法となる“ソフトタッチ”技法を基に特別に製造された専用マシンの名前になります。
生え際に使用される従来のマシンでは、針の上下運動により細かく点状に色素を着色させ、毛根を再現することで地肌の透け感や目立ちをカモフラージュする施術が行われてきました。
しかし、生え際の毛は産毛で細いため、これまでのマシンによる施術では色素が目立ちやすく、最悪の場合生え際を刈り上げたような仕上がりになってしまうなんてことも・・。
また別の方法では、実際の毛を再現するストローク技法が用いられてきました。
しかし、このストローク技法も施術直後の仕上がりは綺麗な毛並みを再現していても、お客様の肌質によっては経過とともに色素と皮膚内の水分や油分が混ざり、ぼやっと滲んでしまうという問題があります。
そこで経年変化のことも考え、いつまでも自然で美しい生え際を実現させるために開発されたのがSCATTERになります。
SCATTERでの施術の場合、従来のマシンのような針の上下運動に加えてスウィング動作を掛け合わせることで粒子の様な従来のものよりさらに細かい、パウダー様に色素を着色させることが可能になりました。
この細かな粒子状の着色を施すための角度・スピードを緻密に計算されたスウィング動作が、特許技術“ソフトタッチ”になります。
ヘアラインの様な細い毛にも自然に馴染み、どの視点から見ても地肌の目立ちを完璧にカモフラージュさせることができる唯一無二の技術となります。
生え際の地肌の目立ちは、パウダーやファンデーションでカバーしても日によって左右の仕上がりが違うなど、一人では上手にできないというお話をよくお聞きします。
SCATTERはそのような悩みを持つ方たちの救世主になること間違いなしです。
このSCATTERは開発から約1年半で、世界21か国で取り扱われるほど急速に広まりました。
しかし、施術技術はとても難しく、日本でも技術試験をクリアしたアーティストはまだ12名しかおりません(2024年2月時点)。
当院にはそのうちの1名のディプロマ取得者が在籍しております。


2-2. 生え際アートメイクの基本


生え際アートメイクは、微細なマシン技術を駆使し、違和感がないように自然に生え際を描いていきます。
その最たる基本となるのが、カウンセリングとデザインの決定になります。
生え際は顔の印象を左右する大切な部位となりますので、信頼できるクリニックでの相談が重要です。
専門看護師とのコミュニケーションを通じて、あなたの希望や理想の生え際のイメージをしっかり伝えましょう。
そのうえで顔の形状や髪型、特徴に合わせてデザインが決定されます。
デザインが気に入るまで完成形をじっくりと相談するようにしましょう。


2-3. 生え際アートメイクの可能性


年齢とともに髪の生え際が薄くなり後退してしまうと、不自然な形状になるばかりではなく、年老いた印象を強く与えてしまいます。
また、実際よりも顔が大きく見えてしまいます。
生え際アートメイクは、まるで本物の毛があるかのように、非常に自然な仕上がりを実現できます。
毛並みを再現する技法もありますが、ヘアラインの技法は近くで見ると髪の毛には見えず、とても不自然な印象を与えてしまいます。
しかし当院で行っているSCATTERによる生え際のアートメイクはとても自然で、本物の髪が生えているかのような印象を与えます。
定期的なメンテナンスは必要ですが、一度の施術で数年にわたって理想的な生え際を維持でき、美しさを持続させる可能性があります。


3.生え際アートメイクの基本


3-1. 生え際アートメイクのプロセス


・カウンセリング: 最初に、希望や期待、また顔の形や特徴を考慮して、理想の生え際のデザインを専門看護師と共にカウンセリングします。
顔のバランスや個々の特徴、希望に注意を払い、最適なデザインを提案していきます。
・色の選定: 生え際を自然に見せる為には、適切な色を選定することが成功の秘訣となります。
患者様の髪の色や肌の色に合わせ、より自然な印象を作り出すことが重要です。
・マーキングと設計: 事前に決めたデザインに基づいて生え際の形状をマーキングします。
患者様が納得するまで微調整をしていきます。
・施術: SCATTERは1回の施術で2回に分けて色を入れていきます。
1回目は麻酔がない状態でも軽く引っ掛かれたようにしか感じませんが、2回目は傷が出来た部分に色素を入れていきますので、人によっては痛みを感じる場合がございます。
その為、ここで麻酔を使用しての施術となります。
痛みの感じ方には個人差がありますので、施術者が常に確認しながら行っていきます。
5・アフターケア説明:ヘアアートメイクが施された後は、適切なケアが必要です。
当日は髪の毛を濡らすことができませんが、翌日から専用のシャンプーを使用すれば洗髪は可能となります。
また、紫外線の影響を受けやすくなりますので、とくに施術から1週間は紫外線対策を徹底するようにしましょう。
・2回目施術:最低2週間の期間を空けて3ヶ月以内に2回目の施術を行います。

3-2. アートメイクとタトゥーの違い


アートメイクの施術は表皮(epidermis)や真皮(dermis)の浅い層に行われます。
これにより、色素が自然な見た目を保ちながらも、比較的浅い位置に留まります。
経年や皮膚のターンオーバーにより徐々に薄くなっていくのに比べ、タトゥーは真皮の深い層に入れていきます。
これにより、タトゥーはより深い位置に留まり、比較的長期間色鮮やかなまま保たれるので一度入れたら簡単には消えません。

3-3. 生え際アートメイクの持続期間


生え際アートメイクは皮膚の表層に色素を施すものであり、皮膚の代謝や細胞更新によって持続期間が影響されます。
個人差があり、新しい細胞が古い細胞に置き換わる速度が異なりますが、通常は2~3年の持続期間があります。
皮膚のタイプによっても持続期間が異なります。
脂性肌の場合は、色素が比較的速く退色する傾向があります。
一方で、乾燥した皮膚は色素を保持しやすいことがあります。



4.生え際アートメイクのメリット


4-1. 理想のヘアラインを作る


生え際アートメイクには多くのメリットがあります。
生え際が薄い、左右のバランスが悪いという理由で、額を出せずに前髪で仕方なく隠しているという方も多いのではないでしょうか。
髪の毛をアップにして額を綺麗に出すことで、より美しさを際立たせることができます。
生え際アートメイクは個人の生え際の形にフィットするように自然なヘアラインを作って、まるで本物の髪の毛があるように再現することが可能です。
また、ヘアラインは顔の印象を大きく左右します。
綺麗な整ったヘアラインを作り出すことで顔のバランスを整え、より引き締まった印象を得ることができます。
総合的に理想のヘアラインを手に入れることで、外見の変化が内面の自己評価にポジティブな影響を与え、自己肯定感を向上させることが期待されます。


4-2. 小顔効果


生え際アートメイクの施術で理想的なヘアラインを作り出すことで、フェイスラインが強調されます。
顔の輪郭が整い、特に生え際や額のデザインがフェイスラインを引き立て、小顔効果を演出します。
ヘアラインを前にもってくることで額の面積は狭くなりますし、ヘアラインが整うことで、顔全体が引き締まり小顔効果が得られます。
安室奈美恵さんがとてもいい例ですね。
小顔は全世界の女性の憧れです。


4-3. 若々しさを取り戻す


抜け毛や薄毛によって生じる生え際の後退をカバーすることで、見た目が若返ります。
生え際アートメイクはこれらのエイジングサインを自然に隠し、若さをアピールします。
生え際アートメイクは、自然で若々しい印象を手に入れるための効果的な方法です。
リフトアップされた顔や整ったヘアラインは、見た目に明るさと活力を与え、若々しい魅力を引き出します。
生え際アートメイクにより整ったヘアラインは、表情や顔の特徴をリフレッシュさせ、生え際にボリュームと立体感が出ることで、若々しい印象が強調されます。


5.生え際アートメイクのデメリット


ここまでは生え際アートメイク行って、理想の生え際を手に入れるメリットに焦点を当てました。
しかし、生え際アートメイクにもデメリットが存在します。
ここでは考えられるデメリットについて解説していきます。

5-1. ヘアラインの後退と不自然な見た目


老化による生え際の後退は、薄毛治療をしていない以上どんどん悪化していくことが考えられます。
そこを見極めて生え際のアートメイクを施術しなければ、経年と共に不自然な見た目になってしまいます。
デメリットを最小限にするためには、経験豊富で信頼性のある技術者を選ぶことが重要です。
事前のカウンセリングで自分の希望や期待を十分に伝え、ナチュラルな仕上がりを目指すことが大切です。
また、アートメイクの際に使用されるインクの過剰な注入、深めの注入は生え際が濃くなりすぎ、本来の自然なヘアラインから外れた形状となり、周囲の髪との調和が損なわれます。
アートメイクは高度な技術が要求されるプロセスです。
技術者が正確な手法を把握していない場合は不自然なラインが形成され、ヘアラインが本来の位置よりも後退して見える場合があります。

5-2. 除去の難しさ


生え際アートメイクが失敗や不満足な結果となった場合、その除去は非常に難しいプロセスとなります。
除去はレーザーで行っていくのが一般的となりますが、アートメイクの完全な除去には個人差がありますが、複数回の施術が必要になります。
レーザー除去はアートメイクだけではなく健康な皮膚に対しても影響を与えます。
また、周辺の髪の毛にも影響を与えてしまいます。
髪の毛を剃って施術する可能性も考えられます。
除去の難しさはアートメイクを検討する際の検討すべきリスクの一つです。
慎重な考慮と専門家のアドバイスを得ることでリスクを最小限にし、満足のいくアートメイクを受けることが可能です。

5-3. 永久的な施術ではない


生え際アートメイクは永久的なものではなく、時間とともに色褪せたり形状が変わることがあります。
そのため、定期的なメンテナンスが必要となります。
完全に消えてしまうわけではありませんが、綺麗な状態を保つためには定期的なリタッチが推奨されます。
これにより色や形状の劣化を補修し、長く美しい状態を維持することが可能です。
メンテナンスは、アートメイクの魅力を持続的に引き出すためには欠かせない要素です。
これを理解し、定期的なケアを行うことで長期間にわたり自然で美しい生え際を維持することができます。

30代女性
元々生え際の毛量が少なく、おでこを出した時の地肌の目立ちを気にされていました。
出産後からさらに抜け毛が増え、SCATTERの施術を受けられました。
自然に地肌と馴染むように仕上がり、時々アートメイクをしたことを忘れてしまうようです。

20代女性
M字部分が膨らむように地肌が目立ち、男性のような生え際の形でしたが、SCATTER施術を受け、生え際にふんわりとパウダー状に色素を入れることで柔らかな印象になりました。


7.Q&A


Q1:アートメイク後のケアは?


A1:施術後24時間は水に濡れないようにしていただき、翌日からシャンプーを使用しない洗髪は可能です。
また、一時的に施術部位の皮膚に傷がついた状態ですので、施術後1週間はサウナ・プール・銭湯などの公共施設の利用はお控え下さい。

Q2:メンズの場合、どのような点に注意すべきでしょうか?


A2:男性の生え際の薄毛は額が後退する様に進行することが特徴的です。そのため、急激に薄毛が進行した場合、アートメイクのみが強調されてしまう可能性があります。
カウンセリングにて問診・頭皮の状態などを確認させていただき、施術の可否を決めさせていただく場合がございます。
また、男性の場合は内服など別のAGA治療と並行して施術を受けていただくことをお勧めいたします。

Q3: アートメイクと植毛はどう違いますか?


A3:アートメイクは色素を用いて、自然な髪の毛の生え際を再現する美容プロセスです。
色や形状の調整を行い、見た目を自然に美しく整えます。
アートメイクは永久的ではなく、定期的なメンテナンスが必要です。
植毛は、薄毛や抜け毛の問題に対処するために行われる手術で、自身の髪の毛を他の部位から採取して薄毛部位に植え付けます。
植毛は外科手術となりダウンタイムが伴いますが、比較的長期間の効果が期待できます。

Q4: アートメイクの痛みはありますか?


A4:アートメイクの際には、一般的には軽い刺激や痛みを感じることがあります。
ただし、一般的には表面麻酔の使用が可能ですので、痛みを最小限に抑えることができます。

Q5: アートメイクの色はどれくらい持続しますか?


A5:アートメイクの色持ちは個人差がありますが、通常は2~3年持続します。

Q6: アートメイクを取り扱う技術者の選び方にはどうしたら良いですか?


A6:アートメイクを受ける際には、経験豊富で信頼性のある技術者を選ぶことが重要です。
事前にInstagramなどで実績や施術例を確認し、口コミやレビューを参考にすることが役立ちます。
専門的なトレーニングを受けた技術者や美容クリニックで施術を受けることを検討しましょう。


7.まとめ


生え際アートメイクは、自然で美しい額の生え際を手に入れ、外見の変化を通じて内面の自己評価を向上させる可能性のある画期的な施術です。
理想のヘアラインを実現し、小顔効果や若々しさを引き出すことで、自分自身にも新たな発見がある可能性もあります。
クレアクリニックでは生え際のアートメイクに最も適したSCATTERをいち早く導入し、この施術とFIXERのコラボ治療が可能なのは、全国でもクレアクリニックだけです。
生え際アートメイクを検討している方は、信頼できるクリニック、実績のあるクリニックでの相談や検討が重要です。
最終的な決断の前に、慎重に情報を収集し、頭皮アートメイク・SCATTE・FIXERの専門家の意見を聞くことをお勧めします。