ヘアアートメイクのメリット・デメリット|ヘアライン施術前の注意点

ヘアアートメイクのメリット・デメリット|ヘアライン施術前の注意点

前髪を上げると、生え際の地肌が思った以上に見える。髪を結ぶとこめかみが気になる。以前は平気だった髪型を、いつの間にか避けるようになった。 そんな悩みからヘアアートメイクを知り、興味を持つ方もいます。 でも、頭皮に色素を入れると聞けば、「不自然にならない?」「薄毛が進んだらどうなる?」「気に入らなくても消せないのでは?」と心配になるのは自然なことです。 ヘアアートメイクは、生え際や分け目などの地肌に細かなドットを入れ、地肌の透けを目立ちにくくする医療施術です。髪が増えるわけではありません。 最初に知っておきたいのは、見た目を整えるメリットがある一方で、色素が長く残ることや将来の毛量の変化など、施術後に考えなければならないこともあるという点です。 このコラムでは、ヘアアートメイクのデメリットを中心に、メリットや費用、当院で対応できるヘアラインの範囲まで詳しく説明します。 鏡を見ながら前髪を分けて生え際の地肌を確認する女性

ヘアアートメイクのデメリット|施術前に知っておきたい5つのこと

1.髪が生えるわけではない

ヘアアートメイクは、頭皮に色素を入れて地肌の見え方を調整する施術です。 髪そのものの量は増えず、抜け毛の進行を止める作用もありません。 そのため、「髪を増やしたい」「薄毛の進行を抑えたい」という希望がある場合は、ヘアアートメイクだけでは目的を満たせません。 急に抜け毛が増えた方や、現在も薄毛が進んでいる方は、原因に応じた診断や治療についても医師に相談する必要があります。 一方、今ある髪を生かしながら地肌の透けを目立ちにくくしたい方にとっては、検討できる方法の一つです。

2.薄毛が進むと、施術した部分が不自然に見える可能性がある

生え際への施術で特に考えておきたいのが、数年後の髪の状態です。 現在の毛量に合わせて色素を入れても、その後に髪が薄くなると、施術した部分と周囲の地肌とのバランスが変わることがあります。 例えば、生え際の髪がさらに後退した場合、色素を入れた場所だけが残って見える可能性もあります。 男性のM字部分や、女性のこめかみ周辺などは、髪型によって見え方が変わりやすい場所です。 今の写真だけでデザインを決めず、髪を下ろしたとき、上げたとき、横から見たときの印象を確認することが必要です。 将来の毛量まで正確に予測することはできませんが、現在の薄毛の状態や治療歴を踏まえて施術範囲を検討できます。

3.色素が完全に消えるとは限らない

「数年たてば消えるなら、試してみてもいいかもしれない」 そう考える方もいるでしょう。 当院では、頭皮アートメイクの持続期間について2〜3年程度を一つの目安としてご案内しています。 ただし、これは2〜3年で必ず元の頭皮に戻るという意味ではありません。 時間とともに色が薄くなることはありますが、色素が長く残る場合もあります。また、経年変化によって色味が変わったり、ドットがにじんで見えたりする可能性もあります。 一度入れた色素を簡単に洗い落とすことはできず、除去を希望する場合にも別の施術や費用が必要になることがあります。 生え際は顔の印象に関わる部分です。後から形を変える難しさも含めて検討する必要があります。

4.痛みや赤み、アレルギーなどのリスクがある

ヘアアートメイクは針を使用する医療行為です。 施術中にチクチクとした刺激を感じることがあり、痛みの強さには個人差があります。 施術後には赤み、腫れ、かゆみ、かさぶたなどが生じることがあります。また、感染、色素に対するアレルギー反応、傷跡、希望と異なる仕上がりなどのリスクもあります。 頭皮に炎症や皮膚疾患がある場合、体調や使用中の薬によっても、施術の適応を慎重に判断する必要があります。 色素のアレルギーは、施術直後だけでなく時間が経ってから生じる可能性もあります。事前に確認しても、すべての反応を予測できるわけではありません。 リスクを理解したうえで、医師の診察を受けて判断することが大切です。

5.完成まで複数回の通院と費用が必要になる

ヘアアートメイクは、1回受ければ必ず希望する仕上がりになるというものではありません。 施術後の色素の残り方を見ながら、必要な部分に追加して仕上げる場合があります。 スカルプアートメディカでは1〜3回の料金プランを用意しており、施術間隔は約3週間が目安です。施術回数は、希望する見え方や頭皮の状態によって異なります。 完成後も、色が薄くなった場合にはリタッチを検討することがあります。リタッチには別途費用が必要です。 最初の施術料金だけでなく、完成までの回数と総額、将来のリタッチ費用まで確認しておくと、後から予定外の出費に戸惑いにくくなります。

ヘアラインアートメイクで額を狭くすることはできる?

ヘアラインアートメイクという言葉から、額に新しい生え際を描き、額そのものを狭く見せる施術を想像する方もいるかもしれません。 ただし、ヘアラインアートメイクにも技法の違いがあります。 スカルプアートメディカが行うのは、毛根のような細かなドットを頭皮に入れる方法です。 当院では、額を狭くすることを目的としたヘアライン形成は行っていません。 例えば、生え際に髪が残っていて、その間から地肌が見えている場合は、施術を検討できることがあります。 一方、髪のない額の部分に新しく毛が生えたような生え際を作る施術は、当院の頭皮アートメイクとは目的が異なります。 「M字部分を目立ちにくくしたい」「こめかみの隙間をカバーしたい」と考えている方は、希望する範囲に施術できるか、最初に確認してください。

それでもヘアアートメイクが選択肢になる理由

デメリットを知ると、施術を受けることを迷うかもしれません。 一方で、毎朝のスタイリングやカバー用品に負担を感じている方にとっては、ヘアアートメイクが見た目を整える方法の一つになることもあります。

地肌と髪の色の差を目立ちにくくできる

地肌の透けが気になる部分に細かなドットを入れることで、周囲の髪との色の差を小さくすることを目指します。 髪がある程度残っている部分では、地肌の見え方を補えることがあります。 ただし、髪の太さや密度、照明の当たり方によって見え方は変わります。すべての方に同じ仕上がりを保証できるものではありません。

毎日塗り直すカバー用品とは違う

ヘアパウダーやスプレーには、自分で手軽に使えて、洗えば落とせるメリットがあります。 反対に、汗や雨での色落ちが気になる、毎朝塗るのが手間、と感じる方もいるでしょう。 ヘアアートメイクは皮膚に色素を入れるため、日々塗り直す方法とは異なります。 ただし、パウダーのように簡単に洗い落とせないことは、メリットであると同時にデメリットでもあります。

薄毛治療とは別の目的で考えられる

薄毛治療は、原因に応じて発毛や抜け毛の抑制を目指します。ヘアアートメイクは地肌の見た目を整える方法です。 両者の目的は異なるため、薄毛治療を続けながら頭皮アートメイクを検討できる場合もあります。 ただし、治療薬や頭皮の状態によって判断が必要です。薄毛治療中の方は、使用している薬を診察時に伝えてください。 ヘアアートメイクと薄毛治療の違いを詳しく見る

当院の施術では、どのように仕上がりを考える?

頭皮アートメイクを受ける際、色素を入れる範囲や濃さは仕上がりに大きく関わります。 スカルプアートメディカでは、頭皮アートメイク専用機器「FIXER」を使用しています。 FIXERは、針の深さを調整するためのストッパー機能を備えた機器です。 ただし、機器の性能だけで自然な仕上がりが決まるわけではありません。実際の毛量や頭皮の状態、色素の定着によって仕上がりは異なります。 当院では、医師が施術の適応を診察し、その指示のもと、研修と認定試験を修了した看護師が施術を担当しています。 気になる生え際をどこまでカバーできるのか、どの程度の濃さが適切なのか。施術前に現在の髪の状態を確認して検討します。

ヘアアートメイクの費用と施術回数

当院の料金は、施術範囲と回数によって決まります。 生え際の一部分だけをカバーしたい方と、広い範囲を施術したい方では、必要な面積が異なります。 通常料金の一例は次のとおりです。
施術範囲 回数 料金(税込)
25㎠まで 2回 89,000円
50㎠まで 2回 154,000円
75㎠まで 3回 265,000円
※2026年10月13日時点の公式通常料金です。これらは料金プランの例であり、誰でもこの面積・回数で希望する仕上がりになるという意味ではありません。 また、完成後のリタッチは別料金となります。 カウンセリングでは、現在の毛量や希望する範囲を確認し、予定する施術面積・回数・総額について説明を受けられます。 当院の施術面積・回数別の料金表を見る

施術後の生活で気をつけたいこと

仕事や美容院、運動の予定がある方は、施術後の過ごし方も確認しておきたいところです。 当院では通常、施術当日は洗髪を控え、翌日はお湯のみ、施術2日後からシャンプーを使用した洗髪をご案内しています。 ただし、頭皮の状態によって個別の指示がある場合は、そちらを優先してください。 施術部位を強くこすったり、かさぶたを無理にはがしたりすることも避けます。 サウナやプール、激しい運動、ヘアカラーやパーマなどは、一定期間控える必要があります。具体的な再開時期は施術内容や頭皮の状態によって異なるため、施術時の説明に従ってください。 施術後に痛みが強くなる、赤みや腫れが広がるなどの症状がある場合は、医療機関へ相談してください。

症例写真を見るときに確認してほしいこと

ヘアアートメイクを検討するなら、施術前後の症例写真は参考になります。 ただ、写真を見て「きれいになっている」と感じても、その方とご自身では、毛量や頭皮の状態が異なります。 生え際の症例では、色素を入れた範囲と、周囲にどのくらい髪が残っているかを確認してみてください。 撮影時の照明や髪の分け方でも見え方は変わります。同じ結果が得られるとは限りません。 当院では、女性・男性それぞれの頭皮アートメイク症例を公開しています。 気になる症例があれば、カウンセリングの際に見せながら、どの部分を希望しているのか伝えていただくと相談しやすくなります。

ヘアアートメイクについてよくある質問

痛みが心配でも受けられますか?

針を使用するため刺激を感じますが、痛みの程度には個人差があります。痛みに不安がある場合は、施術前に相談してください。頭皮の状態や体調も確認したうえで、施術の適応を判断します。

今ある髪や毛根に影響することはありませんか?

針を使って頭皮に色素を入れる施術であるため、頭皮への影響が一切ないと保証することはできません。特に頭皮に炎症や傷がある場合は、医師による診察が必要です。

色が薄くなったら、必ずリタッチしなければなりませんか?

必ず決まった時期に受けるものではありません。色素の残り方や希望する見え方に応じて、必要性を相談できます。リタッチを希望する場合は別途費用がかかります。

MRI検査を受ける際に問題はありませんか?

アートメイクに使用された色素の成分や検査条件によっては、MRI検査で注意が必要な場合があります。検査前には、頭皮にアートメイクを施していることを医療機関へ伝えてください。 頭皮アートメイク後のMRI検査について詳しく読む

生え際の施術で迷っている方へ|当院の無料カウンセリング

カウンセリングで問診票を確認しながら相談する様子 ヘアアートメイクのメリットとデメリットを知っても、自分の生え際に施術できるのかは、まだ分からないかもしれません。 特に「額を狭くしたいのか」「今ある髪の隙間を目立ちにくくしたいのか」で、適した方法は変わります。 スカルプアートメディカの無料カウンセリングでは、次のような内容を相談できます。
  • 施術できる場所:現在の生え際や分け目の状態を確認し、当院で対応できる範囲をご説明します。
  • 仕上がりの見え方:周囲の髪とのバランスや、希望する濃さについて相談できます。
  • 必要な回数と費用:施術面積、予定する回数、完成までの総額、リタッチの条件を確認できます。
希望する仕上がりが難しい場合もあります。だからこそ、施術を決める前に、自分の髪の状態で何ができるのかを知ることが重要です。 「自分の生え際は対象になる?」「どこまで目立ちにくくできる?」という段階からご相談いただけます。 頭皮アートメイクの無料カウンセリングを予約する ※フォーム送信時点では仮予約です。お申し込み後、スタッフよりご連絡します。

まとめ|生え際は、今だけでなく将来の変化も考えて

ヘアアートメイクには、今ある髪を生かしながら地肌の透けを目立ちにくくできるメリットがあります。 一方で、髪が増えるわけではなく、色素が長く残る可能性や、将来の薄毛によって見え方が変わるリスクもあります。 特に生え際は、髪型や毛量の変化が仕上がりに関わる場所です。 今の自分にどこまで必要なのか、数年後も納得できそうか。その両方を考えて、施術するかどうかを決めてください。

参考資料

現在のページ

  1. ホーム
  2. コラム
  3. 部位・症状・お悩み別
  4. ヘアアートメイクのメリット・…